阿部監督の“構想外”…?巨人、戦力外候補に挙がる選手(2)契約最終年の“大物FA戦士”
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンがほぼ終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される読売ジャイアンツの選手を紹介したい。
梶谷隆幸
・投打:右投左打 ・身長/体重:180cm/90kg ・生年月日:1988年8月28日 ・経歴:開星高 ・ドラフト:2006年高校生ドラフト3巡目 2024年で4年契約の最終年を迎える梶谷隆幸。今季は一軍出場が限られており、移籍後は相次ぐ故障に苦しんでいる。 2006年高校生ドラフト3巡目で横浜ベイスターズに入団。2014年に外野手に転向すると、同年は自身初の規定打席に到達し、盗塁王(39個)に輝くなど、ブレイクを遂げた。 その後は故障に泣かされたシーズンもあったが、2020年は打率.323、19本塁打、53打点、14盗塁の好成績をマーク。同年オフに国内FA権を行使し、大型4年契約で読売ジャイアンツに移籍した。 ところが、移籍初年度は度重なる故障で61試合の出場に。翌2022年はまさかの一軍出場なしに終わり、オフに育成契約となった。 昨季は開幕前に支配下復帰し、102試合出場、打率.275、2本塁打とまずまずの数字を残したが、今季は再び左膝の故障に苦しみ、わずか6試合の出場にとどまっている。 実績十分のベテランだが、巨人ではフルシーズンの活躍はないだけに、厳しい立場といえるだろう。
ベースボールチャンネル編集部