中国で『日本人宿泊拒否』防犯ブザー鳴らし日本人宿泊客に「出てけ」 フロント女性は“ヒロイン”に 新規開業の売名行為か
■中国の社会の中にある不満やストレス 閉塞感があるのは明らか
ジャーナリスト 安藤優子さん:こうした事態を見ると、記憶によみがえるのは日本人学校の男児への襲撃事件なんですね。中国全体なのか、それとも騰衝市の反日感情っていうのはここへ来てもう一度盛り返してるというか、新たに反日感情が盛り上がってるようなところはあるんでしょうか? 上海支局 沖本有二支局長:日本人を対象にしたものだけではなくて、中国は色々な事件も多発していまして、停滞している中国の景気のことなどもあって、みんなの鬱憤がたまっているというのは1つあると思います。そうした鬱憤を晴らす、ストレス解消の行為の一つがこうした反日感情を爆発させることなのではないかなという風に、現地にいる私たちは感じています。 関西テレビ 加藤さゆり報道デスク:今、中国の経済が低迷しているところは、私たちも注意して見ていかないといけないのかなと思うんですけれども、中国に住んでいて肌で感じるところもありますか? 上海支局 沖本有二支局長:この1年2年を見ていると、やはり事件が多すぎるというような感じがします。中国の社会の中にある程度の不満だったり、ストレスだったり、閉塞感、そうしたものがあるのは明らかだなと感じています。 ただ、それを必要以上に怖がって、何でも敏感になりすぎて、日本人は狙われていると思いすぎるのも、日常の行動に支障をきたしますし、それもまた違うのかなとも思っている非常に難しい状態です。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年11月13日放送)
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