元世界王者アルバラードは9年ぶりKO負け 堤を評価「世界王者になる素質がある」
◇プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦10回戦 ○同級9位 堤駿斗(志成)<TKO8回>同級14位 レネ・アルバラード(ニカラグア)●(2024年12月31日 東京・大田区総合体育館) プロボクシングのWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦が行われ、アマ13冠で同級9位の堤駿斗(25=志成)が元WBA同級王者で同級14位のレネ・アルバラード(35=ニカラグア)に8回1分55秒TKO勝ちした。序盤からスピードで勝って多彩にパンチを打ち分け、8回の猛攻でレフェリーストップ勝ち。前東洋太平洋フェザー級王者の堤はプロデビューから6戦全勝(3KO)を飾り、世界初挑戦へ大きく前進した。 アルバラードは堤のハンドスピードに終始圧倒された。中盤に反撃したものの、8回に猛攻を浴びてレフェリーストップ負け。KOで敗れたのは15年12月以来9年ぶりで「難しい試合だった」と振り返った。 自身より10歳若く、世界挑戦権を獲得した堤については「今、キャリアの良い時期にあると思う。グレートなタレントで、世界チャンピオンになる素質がある」と称賛。「スピードもある、左右のパンチが量も強さもある。うまくプログラムが進めば世界チャンピオンになれる。彼にはポテンシャルがある」と太鼓判を押していた。