<「光る君へ」の足跡>「自業自得」といえばそれまで? “堕ちた貴公子”伊周 混乱と悲哀を三浦翔平が全身で体現
第39回「とだえぬ絆」では、「俺が、何をした……」とツッコミどころ満載の言葉を吐きつつ、この世を去った伊周。まさに“堕ちた貴公子”の混乱と悲哀を全身で体現し、ある時から鼻持ちならないヒールとして、時に振り切った演技で存在感を放った三浦さんの姿は、大河ドラマファンの胸に深く刻まれたはずだ。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
最終回「物語の先に」が、12月15日に15分拡大で放送。