【話題の場所】新1万円札の“渋沢栄一フィーバー”の今…街中に「渋沢栄一」商店街は新商品開発 小島進市長「ふるさとに誇りを持った」
様々なスポットが話題となった2024年。 あのとき盛り上がった場所は今どうなっているのか?『めざまし8』は見に行ってみました! 【写真17枚】新1万円札の“渋沢栄一フィーバー”の今…街中に「渋沢栄一」商店街は新商品開発 写真を見る 今年2024年の7月3日、日本で一番盛り上がった場所と言えば…埼玉県深谷市。 なぜならこの日は、深谷市出身で「近代日本経済の父」と評される、渋沢栄一の新1万円札が発行された日だったからです。 あのフィーバーから約半年、さすがにお祭り状態は落ち着きを見せているかと思いきや…。 取材スタッフ: 駅前の広場にある渋沢栄一さんの銅像ですね、傍らには新紙幣を模したのぼりが設置されています。そしてこちら見てみると自動販売機にも、渋沢栄一の肖像が描かれています。 取材スタッフ: あ!あちら見てみると、ガスタンクに渋沢栄一が描かれています 駅前の広場から自動販売機、有名な深谷ネギ畑の脇にあるガスタンクにも「渋沢栄一」の姿。 “渋沢フィーバー”は落ち着くどころか、さらに熱を帯びていました。 さらに、創業130年余の和菓子屋「古伝餡・濱岡屋」では、「渋沢栄一どら焼き」や「渋沢栄一和三盆」などが大人気! 今年は例年より来店客が1割以上増えているといいます。 商店街では、様々な店舗の若おかみら13人が中心になって「渋沢栄一」に関連する商品を開発。 そのかいあってか、道の駅「おかべ」の駐車場はほぼ満車、ナンバーを見ると県外のナンバーも多く見られます。 道の駅おかべ 香月幸生駅長: 渋沢栄一さんの商品は、以前より取り扱わせていただいていたんですけれども、1万円札になったのを皮切りに、(売れ行きの)動きが130~140%ぐらいになっているかな。 渋沢栄一の「新一万円札」にちなんで、通常の鍋料理が地元ブランド牛・深谷牛のすき焼きに変更される「ジャスト1万円プラン」を新設した「旅館・きん藤」。 家族旅行で利用: すごくおいしかったですね、普段食べられない高級なお肉ですき焼きというのは、1万円でできるというのは、すごくコスパがいいなと思います。 年内限定のこの太っ腹な1万円プラン。完売するほどの人気だったといいますが…。 旅館・きん藤 原田友子さん: だいぶ赤(字)に近い感じですけど、でも深谷を知っていただく良い機会だと思うので。 多少無理をしてでも、渋沢栄一の出身地・深谷市を知ってほしいと、街ぐるみで力を入れているといいます。
「一貫性にしたくない」市民の思い
市は、この熱をどう捉えているのでしょうか? 小島進市長に取材を申し込むと、なんと自ら渋沢栄一のコスプレで登場! 差し出された名刺も新1万円札を模した、渋沢栄一タイプ。市の職員も使用しているといいます。 なぜ市全体で、ここまで“渋沢栄一推し”を貫くのか。そこには、“郷土愛”がありました。 深谷市 小島進市長: 深谷市民の方が自分の郷土、ふるさとに誇りを持ったというかね、好きになってくれた。 盛り上がりを一過性にしたくないので、来年以降も、もちろんいろんなイベントを通してですね、盛り上げていきます。 (『めざまし8』 2024年12月27日放送より)
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