【開設100周年】自動車業界に革命をもたらしたテストコース 「20」の事実をご紹介
デトロイト発
ゼネラルモーターズ(GM)のあらゆるテストを行う重要な施設である「ミルフォード・プルービング・グラウンド・テストコース(米国ミシガン州ミルフォード)」は、今年で開設100周年を迎えた。 【写真】アメリカといえばコルベット!歴代モデルを振り返る (134枚) これを記念して、2024年9月21日、従業員、OB、およびその家族7000人以上が集まり、世界最古の自動車試験専用施設の記念すべき節目を祝ったと発表された。 ミルフォード・プルービング・グラウンド・テストコースは、1924年9月25日、当時のGM社長アルフレッド・P・スローンJr.の指導のもと開設され、総面積4000エーカーにもおよぶ敷地を有し、約150マイルのテストコースを完備した、GMのすべての自動車、ピックアップトラック、SUVのテストと開発において重要な役割を果たし続けている。 式典当日、来場者には、2.9マイルのサーキットコースや急勾配の坂道、舗装路および未舗装路、さらにブラックレイクと呼ばれる67エーカーの広大なブラックトップエリアなどを巡るセルフガイド・ツアーが行われ、また、セレモニーを記念して、1910年式「REOモデルR」や1922年式「キャデラック・タイプ61ビクトリア・クーペ」など、希少モデルを含む数百台のクラシックカーが会場内に特別展示された。 ■GMのマーク・ロイス社長 「ミルフォード・テストコースは、GMの長い革新の歴史の中核であり、安全技術からスーパークルーズに至るまで、自動車業界に革命をもたらしてきました。 ここでは車両の性能はさらに向上し、私自身も夏季のインターンとしてV6エンジンの騒音と振動の研究に携わり、キャリアをスタートさせた場所でもあります。本日、ミルフォードは100周年を祝うとともに、次の100年においても、自動車試験と開発における次の100年のリーダーシップを担うことを期待しています」と述べている。 GMはこの100周年イベントの一環として、GMヘリテージ・センターとGMプルービング・グラウンドOBクラブの監修により、車両、工芸品、写真、歴史的ビデオなどを展示した期間限定の博物館を開設した。