PCR拡充が必要 専門家会議が会見(全文4)新しい生活様式で感染避けて
どうなれば達成されたことになるのか
テレビ朝日:具体的に早くっていうのはどういった。 脇田:早く。早期診断っていうことですか。 テレビ朝日:はい。 脇田:つまり、感染をして、で、発症しますよね。発症して、それから診断されるわけですから、発症してから早期に診断をされる、そういう意味ですけども。そこは分かりにくいですか。 テレビ朝日:どうなればそれが達成されたことになるというふうに考えているのでしょうか。 尾身:一番最初の質問で、これはまだ早期診断の抗原のキット、これがまだはっきりと本当に効くかどうかが分からないんで、今、最後のステージに来てると思いますけど、今のご質問に、早期という意味で、一番われわれが期待するのは、期待ですよ、そうなるかどうか分からないのは、一番の難しいことは、実は、この感染症は発病前の2日ぐらいからウイルスの排出量が多いということが分かってるわけ、分かってきてる。そうすると、その人は感染をほかの人にさせる率も高いですね。そうすると、まだ発病する前にその人を探知できれば一番いいですね。だけどその人、全部の人に、全人口にやるというふうには当然いきませんよね、当初は、少しずつしか生産もできない。 そうすると、理想的には、今、ご質問があるので、どういうことかといったら、理想的には例えば、理想的には医療従事者がいる、患者さんもいる、そういうところはやっぱり院内感染があって、一番命を。そういう人には医療関係者はまだ症状が出てないのに、あるいは患者さんで手術する前に、そういう人を優先的にやるということで命が救われればいいですよね。
病院を増やすための働き掛けは行うのか
もちろん一般のコミュニティーで、これは現実の問題は全てに一遍にできることはないので、これは現実的な優先順位の問題です。これは社会ポリシーは優先順位というのが必ずあるんですね。そういう意味では、私のこれは個人的な考えです。今のお話で、まだ発症してない人を、ある意味じゃ予防的にやる優先順位は医療関係者だったり入院してる患者さんにやるのは1つの考えだと、私、個人的に思ってます。 テレビ朝日:すいません、最後3点目なんですけど。 時事通信:なるべく手短にお願いします。 テレビ朝日:はい。PCR検査について、最初はなぜ、そもそも行政検査にしたのかということで、既存の病院でPCR検査をできる病院を増やすっていうことは今現在、考えていらっしゃらないのかということですが。例えば、保険適用に伴う行政検査の取り扱いについて通知を出しているんですけど、厚労省から。それでは都道府県と契約した病院が検査をできるというふうにありました。その契約している病院を増やすために何か働き掛けをするおつもりはあるんでしょうか。契約に書かれたその。 釜萢:これは契約ということになっている大きな理由は、あまりに検査の検体数が増え過ぎると困るというところが最初の懸念でそういうふうになったんですけれども、今後、検査のできる数が増えてくれば、今よりも県との契約に関してはどんどん進捗するでしょうから、現状では新型コロナウイルスの治療に携わっている医療機関でないと、なかなか契約を結べてないという状況がありますが、これは改善をしますので、そうすると相談センターを介さない地域の医師会等もお手伝いをしている地域外来検査センターでどんどん検査ができるようになれば非常にいいだろうと思います。契約の問題はそこのところにありました。 テレビ朝日:ありがとうございました。