PCR拡充が必要 専門家会議が会見(全文4)新しい生活様式で感染避けて
愛知と岐阜の現状をどう評価するのか
CBCテレビ:名古屋のCBCテレビの若尾といいます。ローカルな質問になってしまって大変恐縮なんですけども、5ページ目の資料を見ますと、13の特定都道府県の中でもやはり愛知と岐阜が、累積感染者数も人口10万人当たりの発生数もかなり少ないように見えます。率直にこの状況をどのように評価してらっしゃるかということと、一方で13の特定都道府県は特定警戒は維持するという政府の方針があって、県民としてはこれをどのように受け止めればいいかというのを教えていただけますと幸いです。 脇田:ありがとうございます。確かに愛知県と岐阜県は直近の新規の、累積患者数も減ってきてるということなので、それは非常に感染状況が改善してきているということで非常に良かったというふうにわれわれも評価しています。ただ、一方で、やはりこの感染症は非常に入院期間も長くなるという特徴がありまして、直ちに足元の新規の感染者数が減ってきたとしても、医療機関に対する負荷は長期に渡るという特徴があります。ですから、今の新規感染者数が減ってる状況が続いて、さらに医療機関への負荷も下がってくれば、これはもう余裕が出てくるということになろうかというふうに評価をしてるところです。 CBCテレビ:そういう意味ではこの特定の警戒が続いている状況というのは県民としても、指定は続いているという状況は重く受け止めたほうが良い? 脇田:ここで、で、さらにこの状態で警戒が緩んで新たなアウトブレイク、流行が始まって、その際にまた医療機関に負荷が掛かるということは避けなければならないというふうに思っていますので、今少し現在の状態を保っていただいて警戒をしていただくということの今回の警戒地区の継続だったというふうに思いますけども。さらにこれは次のところでまた評価をしていくということになるかと思います。 CBCテレビ:ありがとうございます。
第2波はピークアウトしつつあるのか
インディペンデント・ウェブ・ジャーナル:インターネット報道メディア、IWJの浜本といいます。2点ほど質問いたします。本日の総理会見で総理は感染の第1波を乗り越え、第2波がピークアウトしつつあるとの内容をお話しされましたが、この現状認識は楽観的ではないでしょうか。総理の認識は専門家会議の報告に基づくものだと思います。専門家会議の現状認識を確認させてください。 第2波はピークアウトしつつあるとお考えでしょうか。その根拠はなんでしょうか。WHO事務局長上級顧問のキングス・カレッジ・ロンドン教授の渋谷健司医師はPCR検査で捕捉できない無症状の感染者は、検査で陽性と判明している感染者数の10倍以上いると推測しています。PCR検査が少な過ぎて無症状の感染者がいる現状を捕捉できていないのではないでしょうか。渋谷氏の指摘について、どのようにお考えになるか教えてください。以上です。 脇田:ピークアウトのほう、いいですか。はい。確か、われわれ現状分析のところにも。 尾身:【**** 01:15:51】。ピークアウトの認識。 脇田:じゃあどうぞ、どうぞ。 岡部:いやいや。どうぞ。 尾身:PCR。 脇田:感染状況のところで書いてると思いますけども、やはり現在の新規感染者数というのは減少傾向に入っているということですから、それが本当にピークアウトしたかどうかというところは実際の感染日数のところが分かってくるのは、やっぱり2週間後と時間がありますので、その分析を待って、本当にピークアウトしているかどうかというところはわれわれとしても評価をしていきたいと。新規感染者数を見ていきますと、そのような傾向が見えるということになろうかと思います。PCRのほう。