ちょっと気の早い来季の新主役投手予想【川口和久のスクリューボール】
打線の援護が欲しい
来季の中日エース候補は高橋宏
ペナントレースも終わろうとしている。少し気が早いかもしれないが、今回は来季“新主役候補”として期待する投手をセ、パ1人ずつ挙げてみたい。ちなみに原稿の締め切りは9月25日ね。 セ・リーグは中日の高橋宏斗だ。9月22日のヤクルト戦(神宮)で、あの村上宗隆相手に真っ向勝負を挑み、3度の対戦で空振り三振、見逃し三振、レフトフライと封じ込めた。村上がちょっと調子を落としているとは言え、最速157キロの真っすぐ主体に攻めるピッチングは爽快感があった。 この試合、高橋宏は7回を被安打1で6勝目を挙げている。敗れはしたが、前回登板のDeNA戦(バンテリン)も7回1安打、7月29日の広島戦(マツダ広島)では8回一死までノーヒットノーランというピッチングもあった。真っすぐが速く質がいい上にスライダー、フォークも一級品。プロ2年目、20歳にしては完成度がかなり高い。何がきっかけになったか分からないが、夏場以降、ステップを踏むように1試合1試合成長し、ここぞの場面での勝負勘の良さを感じることも多い投手だ。 ただ・・・
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週刊ベースボール