【MLB】 FA市場に残る大物5人の去就は ブレグマン、佐々木朗希らの争奪戦の現状
フアン・ソトとメッツによる歴代最高額契約のあと、FA市場は大きな進展を見せた。しかし、スプリングトレーニングの開始まで約1ヶ月半と開幕が迫る中、市場にはまだ契約していない大物選手が残っている。MLB公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者はアレックス・ブレグマン、ピート・アロンソ、アンソニー・サンタンデール、ジャック・フラハティ、佐々木朗希の争奪戦の現状について現状をアップデートしている。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ フェインサンド記者はブレグマン争奪戦において、現時点で最も理に適っている球団はレッドソックスだとした。レッドソックスの三塁にはラファエル・デバースという主軸がおり、デバースのコンバート先としてあり得る一塁にもトリストン・カサスがいる。加えて、レッドソックスのCBOであるクレイグ・ブレスローは12月31日の会見で「カサスを売却するつもりはない」と発言。もしブレグマンを獲得するならば、ブレグマンが今秋にオープンであると語っていた二塁へのコンバートが実現することになりそうだ。 また、フェインサンド記者がブレグマンの移籍先として挙げていたのがメッツだ。しかし、メッツがブレグマン獲得に関与するか否かはアロンソの去就が大きく関わってくる。フェインサンド記者によれば、業界筋は依然アロンソはメッツと再契約すると予想しているとのこと。その他に注目すべき球団として、ジャイアンツとブルージェイズの名前を挙げた。 同じくブルージェイズが本命として考えられているのが、外野手サンタンデールだ。ソトとコービン・バーンズの争奪戦に敗れたブルージェイズは、ブラディミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェットを援護できる強打者を求めている。ブルージェイズの他にもレッドソックス、ヤンキース、エンゼルス、タイガースがサンタンデールの獲得に興味を示しているという。 そして投手の市場で残っている大物がジャック・フラハティと佐々木朗希の2人だ。この中でフラハティは昨季シーズン中にトレードで移籍したため、クオリファイング・オファーを受けておらず、獲得しても指名権をペナルティで失う必要がない。バーンズ争奪戦に敗れてエースを失ったオリオールズを筆頭に、ジャイアンツ、ブルージェイズ、タイガース、カブスが候補として挙げられている。 そして佐々木の争奪戦に関してフェインサンド記者は、ドジャースとパドレスが最有力だとした。「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者によれば、佐々木争奪戦にまだ動いている球団はドジャース、パドレス、カブス、ヤンキース、メッツ、レンジャーズ、おそらくジャイアンツの7球団とされている。佐々木は1月16日の2025年の海外FA解禁日当日に契約することはないと予想されており、16日からポスティング期限の24日の間に契約すると見られている。