【高卒5年目“みやくれ”対談】オリックス・宮城大弥×紅林弘太郎 “ドキワク”の思いを持って
いざ、5年目の開幕へ! 誓いはタイトル奪取!?
オリックス・宮城大弥[左]、紅林弘太郎
若き投打の柱が次代を担う! 2年目の2021年から昨季まで、一軍戦力としてリーグ3連覇に大貢献。高卒5年目ながら豊富な経験を持つ2人が、今後のチームを背負う存在なのは間違いない。ただ、互いの胸の内は……。時に謙虚に、時に大胆に、冗談交じりに思いを語り合うクロストーク。“みやくれ”コンビの空気感こそ、チームの雰囲気の良さと団結力を表すものだ。 取材・構成=鶴田成秀 写真=佐藤真一 ※年齢は2024年の満年齢 互いの関係性は対談の雰囲気がすべてだ。同期入団で初めての一軍昇格も1年目の2020年終盤と同時期。2年目の21年から先発ローテの軸と正遊撃手としてリーグ3連覇に貢献してきた2人だが、新シーズンの開幕へ向けては、経験を積んでも変わらぬ思いと、積んだからこそ芽生えた思いが見え隠れ。ただ、『勝利に貢献するという』共通の誓いからは、置かれた立場の変化も感じさせる。 ──主題は出してはいきますが、普段どおり“のびのびトーク”で、自由に語り合っていただければと思います。 宮城 分かりました! 紅林 はい。でも、普段どおりだったら野球の話はしないよね? 宮城 うん。ほとんどしない(笑)。 紅林 まあ、聞かれたら答えよう(笑)。 ──野球の話が中心ですよ! 早速の話題もシーズンに向けてのものになります。 宮城 分かっています(笑)。 紅林 宮城のトーク力に託します! ──期待しておきます! では、多くの経験を積んで5年目のシーズン開幕も間近に迫ってきましたが『開幕直前の心境』は、これまでと変化は生まれていますか。 宮城 僕は変わりません。昨年までの経験はありますが、新しいシーズンになりますし、安心することはないので。2年目からずっと開幕投手も狙っているので、まずはそこに向けてアピールしていくという気持ちに変わりはありません。 紅林 僕は違うというより、今年はより一層、気合が入っているというか。昨年は開幕のときはファームだったので、今年は絶対に一軍で! の気持ちが強いんです。やっぱり最初から一軍にいたい。2年目と3年目(2021、22年)は開幕スタメンでしたが、『使っていただいた』と思っていて。今年は自分の力でつかみ取りたいし、つかみ取らないといけない立場だと思っているんです。 宮城 俺も開幕戦の緊張感を味わってみたい。やっぱり違うもの? 紅林 違うかな。でも・・・
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週刊ベースボール