複製不可能かつ高精細な印刷技術による偽造防止システム「Akliteia®」
ー「Akliteia®」の導入以来、偽造品が発見された事例はありますか。 秋山: 幸いなことに、今のところありません。ですが、今後「Akliteia®」の導入事例が増えていったときに、もしかしたら偽造品が発見されるかもしれません。そうなったときには迅速に対応できるよう、すでにどういう動きをするかは社内で話し合っています。
社会インフラを目指す「Akliteia®」
ー今後「Akliteia®」はどのような存在になってほしいと考えていますか。 高田: 我々は、あらゆる製品を安心して購入できるという当たり前の社会の実現を目指しています。そのため、偽造品が消費者のもとに届かないようにするのは喫緊の課題としてあります。 「Akliteia®」によって、サプライチェーン上のどこで偽造品が紛れ込んでいるのかがわかりますし、対策も可能になります。そのためにも、国内外問わず、社会のインフラとして「Akliteia®」が導入されるのが理想です。 直近ではそうした真贋判定を第一の目的としていますが、最終的にはサプライチェーンの効率化まで考えています。真贋判定デバイスを使うことで、偽造品を見つけ出しながら、在庫管理や物流の改善まで行っていくつもりです。