【倒産から45年ぶりに完全復活!?】スイス屈指の個性派時計ブランド“AMIDA(アミダ)”に注目
テイクオフ・エディション 2024年の未来へ…アミダ・デジトレンドは再構築され、洗練され、モダナイズされ完成された。316Lステンレススチールから削り出されたカーボディ・スタイルのケースが特徴となっており、輪郭は洗練され、美しい仕上げとなっている。再設計されたモデルは50m防水を備え、オープンバックからはスイス、ソプロド製のニュートン P092 機械式自動巻きムーヴメントを眺めることができる。 ケースサイズは 横39.6mm、縦36mm、厚さ15.6mm、重さ110g、九つの部品からなる独自のデュアルディスク構造を採用した自社開発モジュールと同じく自社開発されたジャンピングアワーディスクを搭載。 タイポグラフィは70年代を象徴するオレンジの数字を踏襲しながらもロゴはグラフィックデザイナー、ヨハン・テレッタズのデザインで刷新されている。しなやかなストラップは、オレンジのカーフスキンの裏地にチャコールのアルカンターラを使用、バックルはステンレススチール製だ。 デジトレンドは電子表示でも夜光表示でもない。ムーヴメントは水平に作動するが、鏡を使って時分ディスクのディスプレイは垂直に投影される。この仕組みを分かりやすく表現すると、潜水艦の潜望鏡がイメージしみゃすいかと思う。
これはアミダが LRD(ライト・リフレクティング・ディスプレイ)と呼ぶもので、アミダは73年に特許取得している。内部にプリズムを設置することで水平構造の時刻表示が縦に見えるように工夫されている。デジタル表示が注目を集めていった70年代ならではの、創意工夫を感じる仕組みと言えるだろう。 デジタルトレンド “テイクオフ・エディション”の販売価格は2900スイスフラン(日本円で約50万円)。2024年5月現在、プレオーダー受付中となっており、納期予定は2024年10月となっている。現代的なひねりを加えたヴィンテージ品とも言えるアミダ。気になる方は公式ウェブサイトをチェックしてみてはいかがだろうか。 》AMIDA(アミダ) ※日本未上陸ブランドのため詳細は公式サイトを参照
文◎William Hunnicutt