来春、大学・高校に進学する子ども二人の「教育費」が足りません。奨学金は将来子どもが「返済」しなければならないので避けたいのですが、よい方法はないでしょうか?
返済不要の奨学金もある
教育費をねん出するためには、返済不要の奨学金をチェックするのもいいでしょう。大学生の場合は「高等教育の修学支援新制度」を利用できる可能性があります。 ただし、返済不要の奨学金を利用できるのは、成績や学習意欲、世帯年収などの条件を満たす生徒のみです。独立行政法人日本学生支援機構によると、高校在学中に「高等教育の修学支援新制度」に申し込む場合は、条件を満たす必要があるため該当しているか確認が必要です。
教育費のねん出方法で最も多いものは節約|返済不要の奨学金を利用できる場合もある
二人の子どもが高校と大学に同時に進学する場合、高校3年間と大学4年間で生じる学費は、計942万5000円です。また、一人暮らしを始める場合は、平均38万7000円の準備費用と、年平均95万8000円の仕送りが生じる可能性があります。 教育費用をねん出する方法としては節約が一般的で、「旅行・レジャー費」「外食費」「衣類購入費」などが削減の対象となるでしょう。また、条件を満たす必要はありますが、返済不要の奨学金を使う選択肢もあります。 返済不要の奨学金が受給できず、節約をしても教育費用が足りない場合は、貸付型奨学金の利用も視野に入れるといいかもしれません。 出典 株式会社日本政策金融公庫 子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)は減少 ~令和3年度「教育費負担の実態調査結果」~ (5、6、10~12ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部