I-ne 大菅研登氏「YOLUのカテゴリ拡張成功を基盤に、サステナブルな事業拡大を推進」
──2025年に向けて見えてきた課題は何ですか。
ヘアケア市場においては、大手メーカーのプレミアム価格帯への参入も増加しました。そのなかで、商品の機能性に加え、より魅力的なプロモーションの開発や、手法のアップデートの迅速性も必要であると認識しています。 当社は、インハウスクリエイター・デジタルマーケターが80名以上所属していることが強みです。2025年は、その強みをより活かすため、プロモーション関連の組織の変更も行い、よりI-neらしい話題化できるコミュニケーションやコンテンツの開発や、オウンドメディア、ペイドメディアまで細部にこだわり、一気通貫したプロモーションの立案と実行をしていきます。
──2025年にチャレンジしたいことを教えてください。
当社のミッションは、「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness」。事業拡大はもちろん、サステナビリティの両軸を追求しており、大幅に加速させる元年にしたいと思っています。 大きくは3点あります。1点目は、2025年は「BOTANIST(ボタニスト)」を発売して10周年です。昨年は、環境省とのカーボンフットプリント(CO2排出量の見える化)のモデル事業の取り組みをはじめました。より持続的な社会の実現のため、お客さまへの感謝を示すと共に、サステナブルなアクションの啓蒙にもチャレンジします。 2点目は、「BOTANIST」「YOLU」「SALONIA(サロニア)」に並ぶ柱の確立です。2025年も複数の新商品を計画しています。現在I-neの柱となっているブランドには、BOTANISTの掲げる「植物と共に生きる」をはじめ、確固たるブランドパーパスがあります。事業成長はもちろん、社会課題の解決につながる明確なパーパスを持つ、持続的なブランドの発売・育成にコミットします。 そして3点目は、生産性の向上です。当社には明確なミッション、ビジョン、バリューがあり、組織文化も強みです。ミッションに近づくため、より能力密度の高い集団を目指し、育成や仕組みを洗練させていきます。 ・年末年始企画「IN/OUT 2025」の記事一覧
編集部