ふわトロ新食感! さっぱりと食べられるレモンプリンケーキのつくり方
ふわふわのレモンケーキをすくいあげると、下にプリンが仕込まれている写真をInstagramで何度か見かけたことがあるかもしれません。 ふわトロ新食感! さっぱりと食べられるレモンプリンケーキのつくり方 だからこそ、スクロールするとすぐに忘れてしまいがちです。「プリンとケーキを一緒に食べるのがそんなに特別なことなのか?」と。 実は、このレモンプリンケーキには1つの生地に対して、2つの違う層があります。 今回はそんな夏にぴったりなおいしくて贅沢なデザートのつくり方をご紹介します。
レモンプリンケーキが2層になる理由
ケーキをつくる際に泡立てて膨らませた卵白をつなぎとして使った場合、良い焼き色がついて膨らみはするようですが、ケーキの下側がもったりとしてしまうそう。 これは生地全体を軽くふっくらさせるのに十分な量の卵白を加えていなかったことが原因で、ケーキのふんわりとした部分が上側に浮いてしまいます。 そうなってしまったケーキは失敗作なのですが、この技術を生かしたのがレモンプリンケーキなのです。 レモンプリンケーキの生地は水っぽく、ケーキをつくるのにしてはほんの少しの量の小麦粉しか使いません。 そして、泡立てた卵白をやさしく混ぜてから、生地をケーキ型に流し込みます。 卵白はしっかりと混ぜ込まれているのに、濃いマリーゴールド色の柔らかい生地の上に浮かんでいることに気づくでしょう。 この生地は、レモン汁、砂糖、バター、卵黄、ほんの少し小麦粉でできており、これが下の層の部分のトロッとした生地・レモンカードの基本材料です。 卵白で膨らんだレモンカードは、上はフワフワなケーキとして焼き上がり、下に沈んだ生地は柔らかく酸味のあるプリンのようなカードになります。 カードがゆっくりと固まるように、お湯を張った状態で焼くのが唯一の手間ですが、手間をかけるだけの価値はあります。 今回この記事内でご紹介するのは1人分(約180ml)の容器5個分のレシピです。 小分けにしたくない場合は、普通のケーキ型や小型の深めの耐熱皿でもつくれますが、お湯を張るためのさらに大きな容器が必要になります。 このプリンケーキは酸っぱすぎず、ほどよいレモン風味で、下のレモンカードがアイシングの役割を果たしているため、そのまま食べてもおいしいです。 温かいうちに食べてもよし、冷蔵庫で冷やしてもまた絶品です!