金谷拓実「ここからが勝負」 PGAツアーデビューの地で誓った
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前(7日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70) 【画像】松山英樹の優勝パターはセンターシャフト 昨年末の最終予選会を突破してツアーカードを手に入れた金谷拓実。今週は主催者による招待枠で出場するものの、メンバーとなってPGAツアーデビューの地に戻ってきた。「諦めずに頑張ってきてよかった。またここからが勝負。とにかく必死に頑張ります」と本格参戦1年目の誓いを立てた。 正月は日本で過ごし、渡米したのは開幕前週の4日(土)。翌日から精力的に今週の会場とは違うコースで体を動かした。 前週の開幕初戦「ザ・セントリー」を制した松山英樹の雄姿はテレビで確認した。PGAツアー記録を樹立した通算35アンダーの激闘に「本当に強い勝ち方だし、さすがだなって。日頃からの努力の結果だと思うし、松山さんを見習ってもっともっと頑張らないといけない」と東北福祉大の先輩の活躍に刺激を受けた。
自力でつかんだ出場資格は全試合とまではいかないものの、次週16日開幕の「ザ・アメリカンエキスプレス」(カリフォルニア州PGAウエスト ニクラス・プライベートコース)、22日開幕の「ファーマーズインシュランスオープン」(カリフォルニア州トリーパインズGC サウスコース)には出場できる見通し。 「まだ締め切られていないから分からないけど、出られる試合で頑張ります」とこれまで通り一打勝負の姿勢は変えずに臨むつもりだ。 今大会はPGAツアーデビューを果たした2019年のアマチュア時代を含めて5回目の出場になる。過去4回はいずれも予選落ちとホロ苦い記憶も残る。前回の24年大会では「10バーディを獲るつもりで…」と臨んだ2日目に「66」でプレー。初日の出遅れもあり、予選落ちとなったが、好スコアを残した実績もある。
「いつもなかなか結果が出なくて悔しい思いをしている。ソニーオープンは好きな試合だし、日本のファンの方もすごく楽しみにしている試合だと思う。しっかり結果を出せるように。今年はリベンジを」と闘志を燃やした。 ツアーの新人賞を獲れるシーズンは今年だけ。「とにかく必死に頑張る」と意気込んだ。(ハワイ州ホノルル/石井操)