北陸では梅雨終盤の大雨 富山県は土砂災害に警戒 前線南下で午後は関東にも雨雲
今日30日、北陸地方は梅雨終盤の大雨となっています。特に、富山県では局地的に激しい雨が降り、夕方にかけて土砂災害に警戒が必要です。午後は北陸地方にかかっている前線の南下に伴って、関東にも雨雲が流れ込むでしょう。突然の激しい雨や雷雨にご注意ください。
北陸地方に活発な雨雲 激しい雨を観測
今日30日、梅雨前線が日本海から北日本にのび、前線に向かって太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいます。 北陸地方は大気の状態が非常に不安定となり、局地的に活発な雨雲がかかり、梅雨終盤の大雨となっています。 午前11時20分までの1時間に富山県上市町の東種では40.0ミリの激しい雨を観測し、富山市では午前9時36分までの1時間に23.5ミリのどしゃ降りの雨が降りました。 活発な雨雲がかかり続けている富山県東部では、土砂災害の危険度が高まっている所があり、今日30日夕方にかけて土砂災害に警戒が必要です。
今日30日 北陸は梅雨終盤の大雨の恐れ
今日30日、北陸地方は夜にかけて活発な雨雲のかかりやすい状況が続くでしょう。 今夜にかけては所々で激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。明日31日朝にかけては局地的に強い雨の降る所がある見込みです。雨雲が予想より発達したり停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。令和6年能登半島地震の影響で、地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため、注意、警戒が必要です。
午後は関東にも雨雲 発雷確率も高い予想
午後は北陸地方にかかっている前線の南下に伴って、関東にも雨雲が流れ込む見込みです。 午後3時の発雷確率は、関東の内陸部で赤色の表示の所があり、80%以上と高くなっています。突然の激しい雨や落雷、竜巻などの突風の恐れがあるため注意してください。雨雲レーダーをこまめに確認し、発達した積乱雲が近づいている兆しがある際には、安全な建物にとどまってください。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子