【女子バレー】パリ出場権獲得も…残り2戦で重要な『世界ランク5位以内』 パリ五輪の抽選で有利に
バレーボール女子日本代表がパリ五輪出場権を事実上獲得したと、14日に発表されました。 【画像】世界ランク 10試合を終えて日本は7位 6月16日まで行われる女子バレーのネーションズリーグ予選ラウンドですが、残る2試合の結果は代表出場権を確定させた日本代表にとっても引き続き重要になってきます。
■世界ランク5位以内で五輪の予選ラウンドが有利に
パリ五輪に出場するのは男女各12チーム。予選ラウンドは4チーム×3組に分けて行われ、各組の上位2チームと、各組3位となったチームのうち上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出します。 2012年のロンドン五輪以来、12年ぶりのメダル獲得を目指す日本代表にとって、予選通過がまず一つ目の関門。そこには、今回のネーションズリーグで変動する世界ランクが大きく影響してきます。 19日に行われるパリ五輪予選ラウンドの抽選会。開催国のフランスはA組、世界ランク1位のチームがB組、世界ランク2位のチームがC組に配置され、以降9チームは世界ランク上位から3チーム×3のポット分けがなされ、そのポットからグループA~Cに入るチームが抽選によって決まります。 つまり、世界ランキング5位以内に入れば、自国よりもランキングで上回るチームが同組に最高でも1チームとなり、予選を自動的に突破する上位2チーム入りが有利になります。
■ボーダーのアメリカとは最後に直接対決
15日に行われるセルビア戦では最高で8.68ポイントの上積みができる日本。さらに、現在世界ランク5位のアメリカとは、最後に直接対決を控えています。 主将の古賀紗理那選手は「残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリオリンピックは厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」とコメント。五輪出場のその先、世界ランク5位以内を目指し、さらに突き進みます。