「キエェェェェエ!!」自称霊媒師が叫ぶと、女性が「白目をむいて震え」…その衝撃の顛末
帰宅すると知らない「霊媒師」が…!
親父は、ほんと、めちゃくちゃ、たま~~~に家に帰ってくる。 帰ってきてくれて嬉しい! という感情は申し訳ないが一切ない。 なぜなら、親父が帰ってくると絶対に“最悪な出来事”がもれなく起こるからだ。そしてこの時も、とんでもなく最悪な出来事が起こった。 俺がリビングに行くと、親父が、スーパーで買い込んだ酒やつまみをやりながら、俺の全く知らないおっさんと酒盛りをしていた。 (いや誰よ) と、心の中でツッコむも、大体の見当はついていた。 というのも、親父はスーパーに行くと、たいてい一人は友達を作ってくる。親父はそういうコミュ力お化け、いやコミュ力の神と言える能力を持っていた。 だから、この誰か知らないおっさんも、おそらくスーパーで知り合った、今日友達になったばかりのよく知らない男だろう。 親父は俺に、 「おい! たもっちゃんと一緒に飯食うぞ!」 と。 (いや誰よ、たもっちゃん) と思いつつも、親父の奢りみたいだし、まあ一食分食費が浮くと思えばアリか、と俺は親父と、たもっちゃんこと知らないおっさんと飯を食うことになった。 親父は酒を煽りながらたもっちゃんに、 「おまえ、なんの仕事してんだよ」 と尋ねる。たもっちゃんは、 「あ、自分、霊媒師です」 ……ん? れいばいし? 「普段は悪霊の除霊をしてます」 ……ヤバ。親父、大ハズレ連れてきてんじゃねーか。 でも親父は、そういうオカルト系の話を全く信じない人だったから、 「嘘つけおまえ。そうやってナンパして、おっぱいとか揉んだりしてんだろ? あ?」 親父の返しもヤバ。 すると、たもっちゃんは親父に少々腹を立て、 「べつに僕の仕事を馬鹿にしてもらうのはいいんですけど、霊というのはそういうのを一番嫌うんで、やめてください。今も怒ってますよ」 「怒るか!」 そんな親父とたもっちゃんとのやりとりが、やきとりを食べている俺の前で繰り広げられる。 さっさと食って、2階の自分の部屋で漫画読もう、と俺は飯を急いだ。 俺が食べ終わった頃、たもっちゃんは親父に、 「わかりました。じゃあ僕の仕事が本当だっていうところを今度お見せします」 たもっちゃんはそう告げ、次の土曜日に駅前にある喫茶店に来るよう、親父に 伝える。親父は、「あぁ、わかった。行ってやるよ!」と意気揚々と答えた。そこまでの話を聞き、俺は2階の自分の部屋へと戻った。
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