宇検村には魅力がいっぱい 奄美市でPRイベント 特産品や観光スポット紹介
鹿児島県宇検村の魅力を発信するイベント「THEウケンだりょり」(同村観光物産協会UKB14主催)が13日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。会場には食品や菓子など同村の物産品が並んだほか、11月3日の「第46回宇検村やけうちどんと祭」に合わせた観光紹介、村民らによる歌や漫才のステージもあり、多くの来場者を楽しませた。 奄美大島でも〝奥座敷〟にあると言われる宇検村を広く知ってもらおうと、昨年に続き2回目の開催。 物産では▽同村さきばる地域伝統の島ニンニク▽クルマエビやイノシシを使ったスパイスカレー▽同村の養鶏場若鶏が産んだ新鮮卵▽手作りプリンや宇検産モズクを使ったクッキー▽黒糖や宇検産の卵を使ったドーナツ―など同村や奄美の特産から生まれた多様な食品や菓子が紹介された。 観光では集落歩きや写真スポット巡り、森の探検ナイトツアーなど11月3日の祭りに合わせたメニューの告知があった。 〝人〟の魅力も発信。同村在住者や出身者らによる島唄や歌謡曲、弾き語り、漫才なども披露された。村内在住の写真家の作品展示やIターン者によるマッサージブースもあった。 同観光物産協会の後藤恭子会長は「このイベントを通じて宇検村の魅力を知ってもらい、足を運ぶきっかけになれば」と期待。元山公知村長も「(会場の)名瀬は大都会。宇検村の良さや面白さに気付いてもらえればうれしい。おもてなしの準備をして待っています」と話した。 来場した奄美市名瀬の80代女性は「知らない物産品がたくさんあった。Iターンの人たちのアイデアもあるのかなと思った。こういう機会があることはいいこと」と興味深そうだった。