トキエア、初の自治体連携 新潟・村上市と協定締結
新潟空港を拠点とするトキエア(TOK/BV)は8月5日、新潟県村上市と包括連携協定を締結したと発表した。人的・知的・物的資源交流と活用により、地域振興を進めていく。トキエアが自治体と連携するのは初めて。 今回の連携協定では、交流人口と関係人口の創出・拡大や、特産品の販路拡大、物流拡大を進め、市への誘客促進とトキエア利用促進へプロモーション連携する。また市民特別割引などの村上市民がトキエアを利用しやすい仕組みや、機体を活用した誘客プロモーションを検討する。 村上市は県の北端に位置する。農林水産業が盛んで、サケと地酒のほか、黒毛和牛の「村上牛」が名産。また、日本茶「村上茶」も栽培し、「北限の茶処」とも呼ばれている。 トキエアは約2年遅れとなる今年1月31日に就航。新潟-札幌(丘珠)線が1路線目で、4月26日に2路線目の新潟-仙台線を開設した。現在は2路線とも1日2往復ずつ運航し、今後は中部、神戸、佐渡への就航も計画している。
Yusuke KOHASE