BE:FIRST JUNON、RYUHEI「仲間たちと一緒に挑んだ」念願だった初の東京ドーム公演を振り返る
初の東京ドーム公演から約8ヵ月が経過して
――本作の魅力のひとつとして挙げられるのは、ステージ上の皆さんとは違う、完成された姿ではない素の部分を垣間見られるドキュメンタリーならではの視点だと思われます。 RYUHEI:たしかに、めちゃくちゃナチュラルな姿がそのまま映し出されていますし、本番前なのにこんなに楽しそうなヤツらいないだろうって思われるくらい、メンバーみんな気楽に過ごしてますね(笑)。ラフな一面がありながらも本番になったら真剣で熱くて、そのギャップもこの映画で体感してもらえるんじゃないかなと思います。 JUNON:僕は、シンプルにMCで涙を流している姿を見られるのが照れくさいかも。だから、誰かと一緒には観に行きたくないです(笑)。 ――現時点で、初の東京ドーム公演から約8ヵ月が経過しましたが、あの当時の姿は今どんな風に映っていますか? JUNON:パフォーマンスを重ねるごとに、精度が高くなってよりいいライブになっていくのは今も変わらずなんですけど、パフォーマンスに向かう気持ちの面では何ひとつ変わらないことを再確認できました。それが東京ドームであっても、そうじゃなかったとしても、いつでも向上心のある状態で臨むだけというか。 RYUHEI:過去の自分を見ると、いつ見ても「まだまだ成長しがいがあるな」と感じます。その当時の自分は間違いなく全力を尽くしているし、ドームに向けての想いも高まっていた。ただ、気持ちを背負っていたのは僕たちだけじゃなくて、イチから支えてくれたBESTY(BE:FIRSTのファンネーム)も相当な思いを寄せてくれていたはずだから、一緒に歩んできてくれた仲間たちで挑んだ東京ドームだったのだと改めて感じます。 JUNON:あとは、アリーナツアー(BE:FIRST ARENA TOUR 2023-2024 “Mainstream”)の勢いのままドームに向かっていった感覚が大きかったですね。忙しなかったし、リハーサルもそこまで重ねられたわけじゃなかったので、待ちに待ったというよりかは「もう、その日が来ちゃったな」と僕はどこかふわふわした感覚で当日を迎えました。 RYUHEI:たしかにあっという間だったよね。でも、緊張は当たり前にあるけれど、ドームに自分たちが立つ以上、僕たちが空気を引っ張っていかなきゃいけないという思いも強かったです。自信を持ってステージに立って、自分たちの中にある真実から生まれた音楽をただ証明するだけ。緊張やプレッシャーがあっても僕たちなら乗り越えられると信じていました。