春夏連覇を掲げる辻陽太

新日本プロレスは8月4日 (日)、愛知県体育館（ドルフィンズアリーナ）にて『G1 CLIMAX 34』第10戦を開催した。 【動画】『G1 CLIMAX 34』辻陽太vs成田蓮（試合ハイライト） 『G1 CLIMAX 34』 日時：2024年8月4日 (日) 15:00開場16:00開始 会場：愛知・愛知県体育館（ドルフィンズアリーナ） 観衆：3,205人 メインイベント（第8試合）では『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦が行われ、辻陽太（2勝3敗）と成田蓮（3勝2敗）が対戦。 昨年のG1公式戦では時間切れの引き分けに終わった両者。今回はどちらが新世代の覇者として名乗りを上げるのか、多くのファンが注目していた。 試合開始直後から、成田は辻を場外に連れ出して激しい攻撃を仕掛けた。フェンスに投げつけ、鉄柱で辻の足を痛めつけるなど、試合を有利に進めようとする成田のヒールとしての一面が強く出た。 リングに戻ってからも成田は攻勢を続け、辻の動きを封じる。ブレーンバスターや逆エビ固めなどで辻を追い込んだが、辻も意地を見せて反撃。 観客の応援を背に受け、エルボーやショルダータックルを駆使して巻き返しを図る。 試合は一進一退の攻防戦となり、両者が持ち味を発揮する場面が続出。成田は辻の膝を狙った攻撃を繰り返し、辻もエルボー合戦で反撃。 辻が大技を狙うと、成田は再び場外で攻撃を仕掛けるなど、両者の戦いは激しさを増していった。 終盤では、辻が再び成田の攻撃をかわし、カウンターを狙う。成田が優勢の中、辻は最後の力を振り絞り、巧妙な技を駆使して成田を攻略。 最後は得意のジーンブラスターで成田を仕留め、見事に3カウントを奪取した。 ＜試合結果＞ ▼メインイベント（第8試合） 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 辻陽太 〇（3勝3敗＝6点） vs 成田蓮 ×（3勝3敗＝6点） 20分13秒 ジーンブラスター→片エビ固め メインイベントを制した辻陽太はマイクを握り「この『G1』、これでオレは星を五分に戻した。ただ春の覇者として、このまんまオレが低迷してるわけにはいかねえよな！一人のメインイベンターとして、一人の新世代の頂点として、そして、春の覇者としてこの『G1』をここから、面白くしてやるよ！覚悟はいいか？この夏は、オレのものだ！」と名古屋の観客に向けて熱いメッセージを送った。 ■試合後バックステージコメント 辻「（※持参したイスに腰掛けて）なぁ成田、俺はな、去年の『G1』でお前と引き分けたことが、ずっと心に残ってたんだよ。1年経ってお前は変わった。強くなった。でもさ、変わったのはお前だけじゃねぇんだよ。俺だって常に上を目指して、新日本のトップ＝世界のトップを目指して、常にやってんだ。また近い将来、どっかで闘うことがあるだろうよ。その時はまた楽しませてくれよ。次はHENAREだな。お前との闘いは、ヤングライオンの頃からめちゃくちゃ楽しかったんだ。何年か空いちまったが、その時の続き、いやその時のリベンジと言ったほうがいいかもしれねぇな」 ※成田はノーコメント ＜写真提供：新日本プロレス＞