【ひき逃げ訴え続けた遺族】佐久市の中3死亡事故・・・最高裁判決は来年2月7日【長野】
テレビ信州
2015年、佐久市で当時中学3年の男子生徒が車にはねられて亡くなった事故は、救護義務違反すなわちひき逃げだったのか否か。今月、弁論を開いた最高裁判所が2025年2月7日に判決を言い渡すことが分かりました。 樹生さんの母・和田真理さん「ずっと樹生は私たちの近くでずっとこの裁判の行方というのを見守ってくれていたと思う。娘も一緒に傍聴したんですけど家族が心を一つにして救護義務違反が認められることを願って樹生も一緒に傍聴しました」 2015年3月、当時中学3年の和田樹生さんが佐久市で車にはねられて死亡した事故では、遺族がひき逃げに当たると訴えてきました。これまでの裁判で被告は事故の後、樹生さんの発見前に口臭防止用品を買いにコンビニに行っていたことが分かっていて、飲酒運転の発覚を避けるためだったと認めています。 こうした行動について一審は実刑判決、二審は逆転無罪でひき逃げの解釈が分かれていました。検察の上告を受けて開かれた12月13日の最高裁弁論では、検察側が無罪判決の破棄を求め弁護側はあらためて無罪を主張しました。最高裁の判決は、25年2月7日に言い渡されます。