あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力(3)3度目のJ3降格…。元マリノスの天才肌
2024シーズンの明治安田J2リーグが終了した。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんだケースもある。今回は、今シーズンJ2のクラブに加入した選手で期待通りにいかなかった選手をピックアップして紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照。
MF:和田昌士(わだ・まさし) 生年月日:1997年4月11日(27歳) 所属クラブ:ザスパ群馬 2024リーグ戦成績:27試合0得点0アシスト 横浜F・マリノスの下部組織で育った和田昌士は、2016年にトップチーム昇格を果たし、若手時代は天才肌のMFとして注目を集めた。しかし、プロとしてはなかなか芽が出ず、J2とJ3のクラブを渡り歩くキャリアになった。 それでも、2023シーズンにJ3のいわてグルージャ盛岡でリーグ戦35試合に出場し、11得点を記録。キャリア初の2桁得点を達成し、2024シーズンはJ2のザスパ群馬に「個人昇格」を果たした。 開幕直後は上々の滑り出しを見せ、3月に行われたYBCルヴァンカップのSC相模原戦で2得点1アシストの活躍を披露。しかし、リーグ戦ではなかなか結果を出せず、27試合0得点0アシストに終わった。特にシーズン後半はベンチ外になることが多く、出場機会は大きく減少した。 群馬は2024シーズンのJ2で最下位に沈み、J3降格が決定。チームの総得点はリーグワーストの24にとどまり、和田個人だけの責任ではないが、攻撃力アップを期待されていた新戦力の一人としては不本意なシーズンとなった。 和田のキャリアを振り返ると、J3降格に3度関与した過去がある。2021シーズン前半戦にはJ2のSC相模原でプレーし、その後チームはJ3に降格。2022シーズンはいわてでJ3降格を経験した。 翌シーズンに昇格の原動力になったという事実はあるものの、2024シーズンは再びJ2からJ3への降格を味わう結果となった。
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