ベティス退団のMFギド・ロドリゲスがウェストハムに加入「一緒に成長し続けられたらいいね」
ウェストハムは6日、ベティスを退団したMFギド・ロドリゲスをフリー獲得したことを発表。契約期間は公にされていないものの、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は2026年夏までの2年間と伝えている。 【公式発表】ウェストハム加入のギド・ロドリゲス 1994年4月12日生まれのギド・ロドリゲスは現在30歳。母国アルゼンチンのリーベル・プレートでプロキャリアを始めると、クラブ・アメリカを始めとする新大陸の複数クラブを経て、2020年冬にベティスに加入した。欧州初上陸となった同選手だが、闘争心溢れる守備とビルドアップ能力で主力に定着。在籍4年半でクラブ公式戦通算173試合に出場し9得点を記録。2021-22シーズンにはコパ・デル・レイ優勝にも貢献している。また、2017年6月にデビューを飾ったアルゼンチン代表としては通算30キャップを保持。カタールW杯優勝やコパ・アメリカ2連覇なども経験した。 ウェストハムに加入するギド・ロドリゲスは、クラブ公式サイトにて「ここに来ることができて、とても嬉しい」と告白。続けて「歴史あるクラブで、非常に興味深いプロジェクトを掲げている。僕にとって、適切なタイミングでの加入になったと思う。一緒に成長し続けられたらいいね」としつつ、「できる限り、あらゆる方法でチームに貢献したい。僕は経験をもたらすことができるし、プレミアリーグが非常にフィジカルなリーグであることを理解しているから、それに適応できるように全力を尽くすつもりだ」と意気込みを述べた。 なお同日、ギド・ロドリゲスはベティスのクラブ公式SNSを通じて、ベティコに惜別メッセージを送った。ラストイヤーの昨シーズンは約3カ月の負傷離脱を強いられるなど、加入後最少(冬加入となった2020-21シーズンは除く)の出場数となった同選手は「僕の退団は想像していたようなものではなかったし、多くの人がそれを望まなかったことも知っている」と語るとともに、以下のように思いを言葉にしている。 「この数カ月はとても簡単なことではなかった。最高の瞬間でもなかった。たくさん苦しんで、この決断を下すために自分の感情を脇に置くことにしたんだ。そうでもしないと、決断できなかったに違いない。僕がこのクラブとこの街をどれほど愛しているか、多分みんなの想像を上回るものだと思う。ただ、その他のことも考慮し、優先しなければならなかった。自分の将来や家族のこと、新たな挑戦や目標を探すこと…これまでにフットボールと向き合ってきた方法である、常に自身を突き動かしてきた内なる炎を燃やし続けることなどね。自分の将来がどうなるのか、何がベストなのか、最後の日まで自問自答していた」 最後は「思っていた以上に多くのことを分かち合って生きてきたのだから、セビリアの街の一部は僕の心の中にあり続けるだろう」と望郷の念が芽生えていることを認め、「ベティスの一員でいられて光栄だ」と締めくくっている。
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