中大が8区で6位に後退、早大が3位…東洋大がシード圏内に浮上
箱根駅伝は3日、復路が行われ、8区(平塚中継所~戸塚中継所=21・4キロ)に入った。(デジタル編集部) 【写真】青学大・塩出翔太のプロフィル
首位の青山学院大は前回8区で区間賞の塩出翔太(3年)が再び8区に挑んだ。
平塚中継所で1分40秒遅れの2位駒沢大は安原海晴(2年)が追う。
塩出は昨年11月の全日本では最終8区を走った。首位でたすきを受けたが、国学院大の上原琉翔(りゅうと)(3年)に競り負け、駒沢大・山川拓馬(3年)の猛追にもあって3位に転落した苦い経験を持つ。安原はその全日本の6区で区間3位の好走を見せた。今回はどんな展開となるか。
【経過】
6・7キロの茅ヶ崎、塩出と安原のタイム差は1分50秒。平塚中継所からは10秒開いた。その後も選手らが続々通過。関東学生連合の秋吉拓真(東京大3年)が塩出より2秒速い19分49秒で、この地点での全体トップ。
塩出と安原は15・9キロの遊行寺坂で1分48秒差。わずかに詰まったが、拮抗した競り合いが続いている。
3位で坂を上るのが3年連続8区起用で前回は区間5位だった早稲田大・伊福陽太(4年)。4位で続くのは全日本6区で区間7位の中央大・佐藤大介(1年)。ただ、佐藤のペースが上がらない。5位の創価大が迫る。
16・8キロ、東洋大・網本佳悟(3年)が日本体育大の主将・分須尊紀(4年)をかわして10位に。その後、網本は分須とともに東京国際大・益田郁也(4年)を抜いて9位に浮上。
18・4キロ、創価大・石丸修那(1年)が中央大を抜き4位に浮上した。
戸塚中継所、青山学院大・塩出が首位を死守してリレー。2位駒沢大・安原との差は1分57秒で平塚中継所から17秒開いた。塩出が区間賞を獲得した。
4位争いが激しい。国学院大の佐藤快成(4年)が創価大・石丸修を追い上げ、横並びでたすきリレー。3位に早稲田大、6位に中央大、7位城西大、8位順天堂大。
9位を争う日本体育大と東洋大がほぼ同時にリレー。24秒差の11位で帝京大が続いた。12位に東京国際大。