東大生の家庭は「別荘でパーティ、車はポルシェ」。100人調査で見えた驚きの裕福エピソード
―[貧困東大生・布施川天馬]―
東大生の半数は世帯年収950万円以上
みなさんは自分の育ってきた環境は裕福だったと思いますか? 貧乏だったと思いますか? 振り返ってみると「普通だった」と感じる方が多いでしょう。自分の主観によってスタンダードが決まる以上は、どうしても自分の人生環境が「普通」になりやすい。 では、東大生の育ってきた環境は裕福だったと思いますか? 東大が行っている家庭環境調査では、その半数近くが世帯年収950万円以上と答えており、世間と比べてスタンダードの高さがうかがえます。 現役東大生ライターの私は、この2月に『東大合格はいくらで買えるか?』という本を出版しました。東大生(卒業生含む)100人に、彼らの幼少期の学習習慣や環境についてアンケート調査をし、それをもとに執筆したものです。 その中で「自分の家は裕福か、貧乏か」と質問を設けたところ、いくつか驚きの裕福エピソードがあったため、今回はそちらを紹介します。
「別荘貸し切りでクリスマスパーティーをしました」
とんでもないエピソードがやってきました。クリスマスパーティーを別荘貸し切りで行うなんて、少なくとも私は聞いたことがありません。私の通っていた学校も私立学校で、それなりにお金を持っている人ばかりでしたが、それを大きく上回るような大金持ちの家庭だったのでしょうか。 参考までに、関東近郊での貸別荘の相場を見てみましたが、おおよそ1人当たり1万円前後で借りられるようでした。仮にこのパーティーに主催者家族3人プラス友人5人が来たとすれば、別荘の貸し料は8万円。これに追加して、料理やお菓子、飲み物などを買ってくる必要がありますから、全部で15~20万円ほどもあれば、たりるのではないでしょうか。10人単位で友人を呼んでいるかもしれないと考えると、さらに金額は膨れ上がります。 いくら子どものためとはいえ、たった一回のクリスマスパーティーを主催するだけで15~20万円もの大金を投じられるのですから、やはり裕福であることは疑いようもないでしょう。