“どうにも止まらない” 横断歩道を通り過ぎる車 “一時不停止” 全国ワースト「富山県」
歩行者が横断歩道を渡ろうとしてもドライバーが「止まってくれない」。そんな不名誉な記録で再び富山県がワーストとなってしまいました。 【写真を見る】“どうにも止まらない” 横断歩道を通り過ぎる車 “一時不停止” 全国ワースト「富山県」 記者 「あっ止まらないですね」 「歩行者がいますが、車に止まる気配はありません」「危ないですね」 JAF富山支部広報担当 林宏二さん 「全国では一番下のほうだと思うんですけども」「数字としては悪かったという認識です」 JAFがことし8月に行った調査は、全国の都道府県それぞれ2か所の信号機が設置されていない横断歩道で、歩行者がいる際に一時停止した車の割合を調べたものです。 これによりますと、調査が公表された2018年以降、富山県の一時停止率は年々上昇していて、去年、はじめて全国平均を上回りました。 しかし、ことしの調査では31.6パーセントと、前年から18.4ポイント減少。全国平均の53パーセントを大きく下回り、全国で最も低くなりました。 ■停まってくれたドライバーにお辞儀する姿も 女性 「(車が止まらないことは)かなりありますよ。止まらないほうが多いです」 「慣れちゃって仕方ないなと思ってます。止まってくれると本当にありがとうって思いますね」 男性 「基本止まってくれませんよね、やっぱり。だから何台か(車が)行ったあとに、おらんくなったらまた行くみたいな」 「止まってくれるかなと思って行ったら、もうギリギリまで車が来て、俺がこうやって『すみませんでした』って」 こうした結果を受け調査を実施したJAF富山支部の担当者は… JAF富山支部広報担当 林宏二さん 「関係者の方々からは非常に残念な結果になったと、ただ先ほども言いましたけども悲観的になるのではなくて、これを機にさらに活動を続けていくと」 「あくまで今回はこういう結果でしたけども、(啓発を)継続することで数字については、必ず上がってくると、そういう風に信じておりますので、今後も(活動を)展開していくことが望ましいと思っています」 一方、全国で一番一時停止率が高かったのが長野県です。
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