スパッレッティ監督が内通者の存在を疑い…EURO2024取材のウラ話【現地発】
鉄道だけでなく飛行機までも時刻表通りに運行されない
出会った中で最も活気があったのが、スコットランドのサポーターだ。常に楽しそうに振る舞い、行く先々に祝祭の空気を運んでいた。(C)Getty Images
『ラ・レプブリカ』紙の特派員としてドイツに赴き、EURO2024の会場を回った。想定外の出来事も少なくないが、イタリア代表の取材そのものはおおむね順調。クロアチア戦後の監督会見で起きた“事件”も含め、取材の実情やウラ話をお届けする。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2024年7月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― EURO2024に特派員として派遣されたジャーナリストが、ドイツの地で最初に目にするのは、空港や鉄道駅に配置された案内係のボランティアが着ている緑色の制服だ。大半は若者だが、もっと上の年齢層も少なくない。中には、この国際的なスポーツの祭典を楽しむために国外から訪れた人々の助けになることで、自身も当事者として参加しようという年金生活者もいる。 EURO2024に関わっ
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