マルコ博士、ペレスと接触で“姉妹チーム共倒れ”誘発のローソンを非難…コクピット内でのジェスチャーは「明らかに好ましくない」|F1
F1第20戦メキシコGP決勝終了後、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士が、セルジオ・ペレスとリアム・ローソンの接近戦、そして接触について自身の見解を示している。 【動画】「カルロス・サインツ、今シーズン2勝目!」安定した走りでメキシコGPのトップチェッカーを受ける メキシコGPはポールポジションのカルロス・サインツがポールトゥウィンで今季2勝目をマークした。マックス・フェルスタッペンはスタート直後、一時的にトップに立ったものの、ランド・ノリスとのバトルで合計20秒のペナルティが課され、ポジションを大きく下げた。結果的に6位でフィニッシュチェッカーを受けている。 VCARBの角田裕毅はスタート直後、ターン1への飛び込みでアレクサンダー・アルボンと接触し、序盤でリタイア。 ローソンは18周目に後方から迫るペレスとターン4~5のセクションで接触し、ペレスはこれでカウル右を破損。母国レースであるメキシコ人ドライバーのマシンはダメージがあり、ペースが明らかに落ちる。 ピットイン終了後、ホームストレート上でローソンがペレスを抜く際、ローソンはコクピット上からペレスに対して、右手の中指を立てるという行為も。この場面はコクピット上のカメラで収められており、メキシコメディアを中心に、世界の各F1メディアでも批判的な内容で報じられている。 この後、展開も一気に逆風となり両者は失速。最終順位はローソン16位、ペレス17位と、レッドブルグループとしてもメキシコGPは散々な結果となってしまった。 マルコ博士はレース後「我々のドライバー全員が、期待していた結果にならなかったね」と4人の出来について苦言を呈した。 ローソンとペレスのきわどい同門バトルについては「あの場面ではローソンに非があるね。責められるべきは彼だ」と口にした。 「他のチームと競っての結果だったらわかるが、レッドブルとVCARBだ。両チームは姉妹チームでもあるわけだから、この結果は明らかに状況が違う」 「あそこまでリスクを伴うようなレースは、すべきではなかった」