初日に勝った3チームが全て敗れ、6チームが1勝1敗で並ぶ混戦模様。WBSCプレミア12 グループA
大会2日目を迎えた第3回WBSCプレミア12は、この日も引き続きメキシコの2会場でオープニングラウンド、グループAの3試合が行われ、前日白星発進を遂げた3チーム全てが敗れたことから、全6チームが1勝1敗で並ぶ混戦模様となった。
『チャロス・デ・ハリスコ』で行われたこの日の第1試合では、前日の試合で延長の末、オランダに惜敗したパナマと、初戦で地元メキシコを撃破したベネズエラが対戦。
試合は初回に早くも動きを見せる。先攻のベネズエラは二死1塁から4番ラモン・フローレスがレフト線へ2塁打を放つと、好スタートを切った1塁走者が一気にホームへ生還し先手を取る。
一方、パナマは3回に二死走者なしから6番カルロス・キロスによる逆方向へのソロ本塁打で試合を振り出しに戻すと、4回には1番エドガード・ムニョスの適時打で1点をリードする。対するベネズエラは3回に訪れた無死2塁のチャンスで無得点に終わると、4回も無死満塁と絶好機を作るも、ボークによる1点を追加するに留まる。
パナマは拙攻を続けるベネズエラを尻目に、6回に犠牲フライとソロ本塁打で2点を加え、再び試合の主導権を握ると、7回途中からマウンドに上がった3番手のエンリケ・ブルゴスが打者7人を連続して打ち取りゲームセット。4-2でパナマが競り勝ち、大会初白星を手にした。
◆試合結果 ベネズエラ|1 0 0 1 0 0 0 0 0|2 パ ナ マ|0 1 1 0 0 2 0 0 X|4
『サンタ・テレシータ』での第2試合では、初戦で劇的なサヨナラ勝利を収めたオランダと、完封負けで黒星発進となったアメリカが対戦。試合は先攻のオランダが初回に2点を先制するも、その後はアメリカが試合を通して13安打の猛攻で12点を奪うと、2回以降は相手のスコアボードに0を並べる一方的な展開に。結局アメリカが12-2で大勝し、成績を1勝1敗の五分に戻した。
◆試合結果 ※8回コールド オランダ|2 0 0 0 0 0 0 0 | 2 アメリカ|2 0 3 0 0 0 4 3X|12