Google Chromeが事業売却される? 代替となり得る(?)Webブラウザ3選
Google Chromeの代替となり得る(?)Webブラウザ3選
仮に「製品としてのGoogle Chrome」の売却だけが決定し、オープンソースとしてのChromiumは継続されたとしましょう。この場合、個人ユーザーの視点から見るとGoogle Chromeの代わりとして使いやすいのは「Chromiumベースのブラウザ」です。主要なChromiumベースのブラウザを3つご紹介します。 なおこれらのブラウザはいずれもChromiumベースのため、オープンソースとしてのChromium自体にも米司法省や裁判所のメスが入った場合、継続的な運営に支障が出る可能性があります。 ■Microsoft Edge
Microsoft Edgeは、Microsoftが提供するChromiumベースのブラウザです。MicrosoftとGoogleは競合関係というイメージが強いですが、実はEdgeはChromeとの互換性が高いブラウザです。開発当初は独自エンジンだったものの、2020年のバージョン79.0.309.65以降からChromiumベースの同名ブラウザに置き換えられました。 Chromeの拡張機能も利用できるため、Chromeユーザーにとって乗り換えやすいブラウザの一つです。 Edge独自の強みとしては、Microsoftが近年注力するAI機能「Copilot」との相性の良さです。Edgeで閲覧しているページをCopilotを使い、要約することなども可能です。 ■Brave
Braveは広告やトラッカーをデフォルトでブロックしてくれるブラウザです。また、暗号資産との連携機能を備えており、ブラウザの利用によってトークンを獲得できる独自の報酬システムも特徴です。Braveは2018年12月にChromiumベースのブラウザとしてバージョンアップされました。 ■Vivaldi
Vivaldiは、高度なカスタマイズ性を特徴とするブラウザです。開発会社はOperaの創設者のひとりで、対象ユーザーとなるのは、かつてのOperaユーザー。そのため、かつてのOperanoようにユーザーインターフェースを細かく調整でき、キーボードショートカットやジェスチャー操作なども自由にカスタマイズできます。Vivaldiは当初からChromiumベースで開発されています。