メタプラネット、95億円分のビットコイン購入──取得総額200億円超え
メタプラネット(Metaplanet)は12⽉23⽇、ビットコイン(BTC)619.70枚の追加購入を発表した。購⼊総額は95億円で、1BTCあたりの平均購⼊価格は1533万73円。これにより同社の累計ビットコイン保有数は1761.98BTCとなり、取得総額は208億7200万円に達した。 今回の購入資金は、主にEVO FUNDを引受先とする2つの普通社債で調達された。12月17日に45億円、12月20日に50億円をそれぞれ発行し、合計95億円を確保した。ビットコイン保有企業のランキングを提供するBitcoinTreasuriesによると、今回の追加購入でメタプラネットはBTC保有数で世界15位となった。 同社は独自の経営指標としてBTCイールドを採用している。これは、ビットコイン保有総額と完全希薄化発行済株式数の比率が前四半期からどのように変化したかを示す指標だ。2024年7-9月期のBTCイールドは41.7%だったが、10-12月期は309.82%まで上昇した。 同社は2024年4月にビットコインを初購入。10月には1000BTCを突破し、その後も積極的な購入を継続している。累計保有額の平均取得単価は1186万6002円となっており、現在の市場価格を下回っている。 株式併合や新株予約権の発行、複数回の社債発行など、様々な資金調達を実施。調達した資金をビットコイン購入に充てることで、企業のビットコイントレジャリーモデルを推進している。 |文:栃山直樹|画像:メタプラネットウェブサイトから(キャプチャ)
CoinDesk Japan 編集部