お金のプロがやっている「リアルな食費節約」。値上がり傾向の食品&少しでも安くすませる買い物術
●酒やお菓子などの嗜好品は予算が余ったら買う
お酒やジュースと言った飲料やお菓子は、値上げが続いている品目です。これら嗜好品を優先して買ってしまうと食費が増える要因になります。予算内でやりくりするためにも、自炊に必要な食材から購入するようにしましょう。 節約をするのであれば、嗜好品を習慣化させないことも大切です。どうしてもお菓子が食べたいときは、家にあるもので手づくりしたり、外で飲み物を買わずに日ごろから水筒を持ち歩くようにするのも手です。当たり前のことを、習慣化させるだけで、特別なことをする必要はないですし、小さいことから始めてみてください。
●調味料は安いメーカーなどを検討してみる
調味料も各社が値上げをしています。もしも、こだわりがなければプライベートブランド(PB)商品にきり替えると比較的安価に購入することができます。PBとはいえ、製造元は大手もしくはそれに近い企業であることがほとんどです。商品によっては、製造元が記載されていますので、チェックは必須です。 個人的な失敗談なのですが、安さにつられて買ったマヨネーズのような調味料が、びっくりするほどおいしくなくて、泣く泣く処分したことがありました。親しみのあるメーカーのものを買った方が結局はムダがないとも言えます。それらをおトクに買うには、特売日や特定の日に5%割引になる日を狙ってみてもいいでしょう。
●オリーブオイルやサラダ油などはこだわりがあるメーカーなら続けても
ここ数年で、大幅に値上がりしているのがオリーブオイル。恐らくここ数年で倍近い値段になったのではないでしょうか。エキストラバージンオリーブオイルのように味わい深く、独特の風味を楽しむものは、なかなか替えが見つからないでしょう。こだわりがあるなら、多少高くてもお気に入りのものを使ったほうがストレスなく、ムダなものを買うことともないかもしれませんね。 とくに、健康を考えている人であれば、優先するべきことは優先して、やりくりしてみてはいかがでしょうか。
引き続きお米を中心とした自炊が食費節約のカギに
昨年の猛暑の影響やインバウンド需要で国内産のお米も高騰しています。そして、天候不順によるキャベツなどの野菜も高騰しています。そうであっても、お米を中心とした自炊が食費節約のカギであることは間違いありません。 お米は2024年の新米が出る秋ごろには、価格も落ち着く見通しとなっています。農家さんから直接30キロまとめて買う、ふるさと納税の返礼品にお米や野菜を選ぶなど、比較的実践しやすい品目ではあるでしょう。