バーレーンVS豪州“二転三転”激闘ドロー 日本のC組2位争いはさらなる大混戦へ
◇26年W杯北中米大会アジア最終予選C組第6戦 バーレーン2―2オーストラリア(2024年11月19日 バーレーン・リファ) サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選第6戦が19日、各地で行われ、日本と同じC組のバーレーン(FIFAランク76位)が本拠でオーストラリア(同24位)と2―2のドロー。後半アディショナルタイムの失点で勝ち点3こそ逃したが、大きな勝ち点1を獲得。一方、オーストラリアは辛くも勝ち点1を拾って2位をキープ。注目の2位争いは勝ち点7のオーストラリアを勝ち点1差でインドネシア、サウジアラビア、中国、バーレーンの4チームが追いかける大混戦となった。 試合はキックオフ直後にまさかの失点。DFのバックパスをFWイェンギに奪われ、そのままゴールを決めら先制点を献上。“開始39秒”でリードを許す展開となってしまった。 それでも後半30分に圧巻のゴールが飛び出し反撃の狼煙。FWアブドゥルジャバーが中盤でのこぼれ球を右足ダイレクトシュート。ゴールまで約40メートルという距離からの超ロングシュートを放つと、大きな弧を描いたボールが相手GKの頭上を越えそのままゴールイン。 同点に追いつき勢いに乗ると2分後に逆転弾。今度は左サイドのクロスが相手に当たって方向が変わり相手GKが弾き、こぼれ球に詰めたFWアブドゥルジャバーが押し込み2―1。衝撃の同点ゴールから2分間で逆転に成功し、本拠サポーターは狂喜乱舞となった。 しかし、後半アディショナルタイムに再びFWイェンギに決められ失点。土壇場で追いつかれ2―2のドロー。インドネシア、サウジアラビア、中国と同じ勝ち点6に伸ばし得失点差の影響により前節5位から変わらず。 一方、辛くも引き分けたオーストラリアは勝ち点7に伸ばし2位をキープ。同組は2位オーストラリアから最下位・中国まで勝ち点1差という史上まれにみる混戦模様となってきた。 <W杯アジア最終予選C組順位> 1位・日本 5勝1分(勝点16)得失点+20(得点22) 2位・オーストラリア 1勝4分1敗(勝点7)得失点+1(得点6) 3位・インドネシア 1勝3分2敗(勝点6)得失点-3(得点6) 4位・サウジアラビア 1勝3分2敗(勝点6)得失点-3(得点3) 5位・バーレーン 1勝3分2敗(勝点6)得失点-5(得点5) 6位・中国 2勝4敗(勝点6)得失点-10(得点6)