1軍に”推薦“も…?広島、ファームで好成績を残す選手(4)5年ぶりの1軍昇格はあるか
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は9月22日時点)
岡田明丈
投打:右投左打 身長/体重:184cm/96kg 生年月日:1993年10月18日 経歴:大商大高 - 大阪商業大 ドラフト:2015年ドラフト1位 苦しい期間を乗り越え、支配下復帰を果たした岡田明丈。5年ぶりの一軍登板にも期待がかかる。 大阪商業大では4年時に2季連続で最優秀投手を受賞。ドラフト上位指名候補という予想通り、広島東洋カープが1位で岡田を指名した。 ルーキーイヤーから一軍登板を果たすと、翌2017年には先発として24試合に登板し、防御率4.00ながらも12勝をマーク。力強いストレートを武器に、チームのリーグ優勝に貢献した。 ところが、プロ4年目の2019年以降は深刻な制球難に悩まされ、同年を最後に一軍での登板はない。 ファームでも安定感に欠ける投球が続き、プロ6年目の2021年オフには「右肘内側側副靱帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)」などを敢行。昨オフには育成選手となった。 そんな中、今季は開幕からファームで好投を続け、登録期限の直前となる7月30日に支配下復帰を果たした。 しかし、投球内容にはやや不安が残る。今季はここまでファームで25試合に登板し、防御率2.52の成績を残しているが、25イニングを投げて与四死球20と制球は定まっていない。 自らの実力で支配下復帰を果たした岡田は、念願の一軍復帰を果たせるのだろうか。
ベースボールチャンネル編集部