欧州選手権で躍動したドイツの若手の未来【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
A代表の悪い流れが伝播か、U-19とU-17も停滞する
ドイツ・サッカー界にとって久しぶりの明るい話題となったU-21代表。この俊英たちは、近未来のA代表に光を灯す存在となれるか。(C) Getty Images
A代表はW杯に続き、ネーションズ・リーグで惨敗。U-19とU-17の各代表も振るわない中で、明るいニュースを届けてくれたのがU-21代表の面々だ。欧州選手権で躍動した彼らはドイツの未来を照らす存在になるか。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2019年7月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 2017年、ドイツ・サッカー界は我が世の春を謳歌していた。主力を招集せず、若手主体のメンバーで臨んだ6~7月のコンフェデレーションズ・カップで優勝。時を同じくして、U―21代表が欧州選手権の決勝でスペインに1-0で競り勝ち、ヨーロッパの頂点に立った。コンフェデの戴冠にロシア・ワールドカップ予選の好調も重なり、A代表はFIFAランキングの1位を堅持。代表シーンにおいて、ドイツ・サッカーはどう見ても無敵だった。
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