日本でも展開の協働ロボット「DOBOT」、香港上場へ 23年は世界シェア2位も赤字解消が課題に
協働ロボットの開発・製造・販売を手がける「越疆科技(Dobot Robotics)」(以下、DOBOT)が6月26日、香港証券取引所に目論見書を提出した。メインボードに上場する計画だという。 DOBOTは2015年に設立され、すでに4シリーズの協働ロボットを発売しており、製造、小売、ヘルスケア、STEAM教育、科学研究などの分野に対応している。目論見書によると、21~23年の累計販売台数は4万7000台以上で、海外売上高が全体の5割以上を占めた。現在は、米国や欧州連合(EU)加盟国、東南アジア、日本など80カ国・地域以上で事業を展開している。 調査会社の灼識諮詢(CIC)によると、DOBOTは23年の協働ロボット出荷台数で世界2位(中国本土では1位)、世界シェアは13%だった。23年の売上高は2億8600万元(約63億円)だったが、1億300万元(約23億円)の損失を計上しており、依然として赤字体質から脱却できていない。 *1元=約22円で計算しています。 (36Kr Japan編集部)