30日、京都で翌年の中距離GⅠにつながる一戦「チャレンジC」(GⅢ)/出走馬を紹介!
第75回チャレンジC(GⅢ、芝2000メートル)が30日、京都競馬場で行われる。実力伯仲の好メンバーで、馬券的な妙味もたっぷりだ。 エピファニー(美浦・宮田敬介厩舎、牡5)は小倉で行われた今夏の中京記念でクビ差2着と好走。阪神開催だった昨年のこのレースでも0秒2差の4着と好走した。GⅢなら力上位の存在で、内回り(小回り)コースも得意。久々を苦にしないタイプで、京都は初めてでも期待が先行する。 ラヴェル(栗東・矢作芳人厩舎、牝4)はエリザベス女王杯でいい脚を使って2着。川田騎手のエスコートも光ったが、改めて高い能力を証明した。以前に比べて折り合い面にも進境がうかがえる。GⅢならば力は上位で、流れが向けば引き続き勝ち負け可能だろう。 実績ならばボルドグフーシュ(栗東・宮本博厩舎、牡5歳)。一昨年の菊花賞、有馬記念で連続2着だ。昨年の天皇賞・春6着以来の長期休養明けがポイントだが、調教では好時計を叩き出し、動ける態勢にはありそう。まとめて面倒をみるシーンがあっても。 セイウンハーデス(栗東・橋口慎介厩舎、牡5歳)も長期休養明け。ただ、休養前には七夕賞を快勝し、2走前の新潟大賞典でも2着。京都で走るのは初めてだが、先行力が武器の馬だけに、内回りはいいはずだ。 マキシ(栗東・辻野泰之厩舎、牡4歳)は2勝クラス、3勝クラスと連勝したあと、ケフェウスSで2着。エリザベス女王杯勝ちのラキシスを母にもつ良血が、いよいよ花開いた印象だ。重賞でも即通用するだろう。 コガネノソラ(美浦・菊沢隆徳厩舎、牝3歳)は2走前のクイーンCでV。51キロの軽量だったとはいえスタニングローズなど強敵相手の一戦を制したのは評価できる。前走の秋華賞は9着ながら巻き返しがあっても。 長期休養明けを2度使ったアルビージャ(美浦・手塚貴久厩舎、牡6歳)や、底力は侮れないダノンエアズロック(美浦・堀宣行厩舎、牡3歳)も上位をうかがう。