名古屋の不発弾処理完了、陸自 住民ら3700人が避難対象に
陸上自衛隊は15日、名古屋市東区の建物解体現場で、10月に見つかった不発弾の処理を完了した。市は現場から半径約300メートル以内を警戒区域に指定し、立ち入りを制限。住民ら3700人以上が避難対象となり、区域内を走る市営地下鉄東山線と桜通線の一部区間やバスが一時運休した。 現場は市営地下鉄新栄町駅の北東約400メートル、マンションや住宅が立ち並ぶ一角。陸自は同日午前10時から作業を始め、約2時間後、起爆装置の信管を取り除いた。午後0時半ごろ、クレーン車で爆弾をつり上げて回収した。東区内3カ所の避難所に87人が避難した。 不発弾は全長約115センチ、直径約36センチの米国製。