空港の免税店で18万円の「ブランドバッグ」を購入した友人。出発前から金銭感覚が合わないのではと不安です。免税店の方がかなり安く購入できるのでしょうか?
空港の免税店での注意事項
空港の免税店で注意することは、下記の2つです。 ・免税の上限がある ・購入した免税品をその場で自宅に郵送はできない 以下で、それぞれについて詳しく説明します。 ■免税の上限がある 空港の免税店を利用すると、ブランド品やお酒、たばこなどを通常よりも安く購入できますが、免税品には量や金額の制限があります。制限を超える場合、入国時に各種税金が課されることになるため、注意が必要です。免税の上限は、以下の通りです。 ・お酒: 760ミリリットル入りのボトルが3本まで(4本以上は課税) ・紙巻きたばこ:200本まで ・加熱式たばこ:個包装10個(アイコス200本、グロー200本、プルーム・テック50個分)まで ・葉巻: 50本まで ・その他たばこ: 250グラムまで ・香水:オーデコロンやオードトワレを除き、2オンス(約56ミリリットル)まで また、商品代金が20万円を超える場合、20万円以内の品物だけが免税となり、超過分には課税されます。例えば、30万円の高級ブランドバッグを購入した場合、30万円全額に対して課税されるため、購入時には注意が必要です。 ■購入した免税品をその場で自宅に郵送はできない 日本の空港の免税店で購入した商品を、その場で自宅に配送してもらうことはできません。これは、免税品が「一度海外に持ち込む」ことを前提に免税されているためです。そのため、購入した免税品は出発時に自分で持ち帰る必要があります。
空港の免税店で高額なブランドバッグを購入すると消費税分がお得
空港の免税店で高額なブランドバッグを購入することは、日本国内での買い物と比較すると、消費税分がお得になる可能性があります。しかし、免税品には量や金額の制限があるため、注意が必要です。 特に高額な商品を購入する際は、税金や個数等の制限についてよく確認してください。また、購入した免税品はその場で自宅に配送することができないため、旅行中にしっかり管理する必要があります。 友人が空港の免税店で18万円もするブランドバッグを購入したのは、少しでもお得な買い物をしたかったからかもしれません。18万円という金額は確かに高額ですが、友人が地道に貯金していた可能性もあるため、このことだけで「金銭感覚が違う」と断定するのは早計です。 免税店はお得に買い物ができる場所であるため、その仕組みを理解して、上手に活用しましょう。 出典 財務省関税局 税関 海外旅行者の免税範囲 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部