柔道男子の鈴木桂治監督「ロス五輪に向けてスタートとなる大会」…7日開幕・GS東京へ期待
柔道のグランドスラム東京大会は7~8日に東京体育館で行われる。6日は組み合わせ抽選が実施され、男子日本代表の鈴木桂治監督がオンラインで会見。「28年ロス五輪に向けてスタートとなる大会が始まる。日本人選手の各階級4名の戦いぶりに注目していきたい。ホームで生き生きと戦ってもらいたい」と期待を込めた。 今大会はパリ五輪直後ということもあり、例年に比べて海外の強豪選手の参加は少ない。鈴木監督も「多少物足りなさは出てくるかもしれない」としつつ、100キロ級の前回覇者でパリ五輪に出場しなかったロシア勢のマトベイ・カニコフスキー(中立選手団)、同階級のパリ五輪銅メダリストで100キロ超級に上げたムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)らが参戦。「そういった強豪選手と対戦した時の戦いも注目していきたい」と語った。 また、今大会の日本勢はパリ五輪メダリスト3人が出場するものの、2連覇を果たした66キロ級の阿部一二三(パーク24)、81キロ級の永瀬貴規(旭化成)は不在だ。来年の世界選手権代表争いへ、追いかける立場の選手たちに「五輪での金メダルというのは非常に大きなアドバンテージになっている。この差をしっかりと理解して、この大会ではどういう結果を残すべきなのか。選手自身もプレッシャーに感じると思うが、乗り越えて、日本代表というものをつかみ取ってもらいたい」と檄を飛ばした。
報知新聞社