M!LK 愛と決意を伝えたアリーナツアーを完走「今のこの5人が大好きです」10th Anniversary M!LK AREANA TOUR 2024『I CAN DRINK!』ライブレポート
「コールが半端なくてうるっとなっちゃった」
5人それぞれの個性が光るソロで魅せたところで、再びMCへ。ここでは『エビバディグッジョブ!』のコール講座が行われた。 前日のライブの様子を映像で見たという佐野は「コールが本当にとんでもなくて。映像でマジでうるっとなっちゃった」。これに山中と曽野も頷く。 事前のコール講座の動画を出していたが、「コール講座を出してからグッと(MVの再生数が)伸びたのよ。みんな練習してくれてるんだよ」と吉田。 とは言え、知らない人もいるため、コールをレクチャーして『エビバディグッジョブ!』の本番へ。佐野が言っていたように、息の合った、特大のコールは心を揺さぶるものがある。会場と一体になっている空気感には感動さえ覚える。 がっつりと盛り上がったところで、ここから『Ribbon』、『かすかに、君だった。』と続き、佐野の「みんな、10周年ありがとう」という言葉と共にデビュー曲の『コーヒーが飲めせん』を披露した。 このあとの映像では、今の5人と、これまでの5人の歩みをたどるようなものとなっていた。 5人のたくさんの写真を見ているメンバー、という構図の映像では、そこにある写真と昔の映像がリンクしていく。M!LKの歴史と5人それぞれの歴史が重なり、10年という月日があるのだということを感じさせてくれる。 たくさんある写真の中に、「今」の写真が貼られたところで、初披露となる『I CAN DRINK』を。ツアーのタイトルと同じ楽曲だ。5人が並んでステージに腰掛け、なごやかな空気の中で歌い上げていく。 ゆっくりと動くムビステの上で、5人がハーモニーを重ねて歌声を響かせる。さらに銀テープも舞い、華やかさが加えられた。 ここからはライブもいよいよラストスパートだ。『テレパシー』を歌い上げ、『夢路』に続く。「僕らなら夢が夢じゃなくなるんだ」なんて希望に満ちた歌なんだろう。M!LKのこれまでのさまざまなことが今に繋がっているんだと感じさせてくれる。 そして届けられるメッセージ。 「み!るきーずのみんな、いつも一緒にいてくれてありがとう」 「どんなときでも僕たちにくれるたくさんの愛がM!LKを輝かせてくれます」 「みんなで笑ったり、時に悲しい思いをさせてしまったり。いろいろなことがあったよね」 「みんながいてくれたから、僕らがいる。み!るきーずのことを心から大切に思います」 「本当にありがとう」 「ずっと大好きです」 そんなメッセージのあとに届けられるのは『ERA』。スクリーンには、5人の表情とメンバーの直筆の歌詞が流れる。どこか気迫が溢れるような歌声が響く。 本編のラストとなるのは『Winding Road』。 「10年後の僕へ 君は今何をしていますか」という歌詞で始まる楽曲。その問いかけに次の10年後はどんな答えが出るのだろう。でもきっと素敵な答えであるような予感をさせてくれるのが、いまのM!LKだ。力強い歌声を最後まで響かせ、本編を締め括った。