【バチェロレッテ3】「あなたたちに魅力がないわけではない」という言葉に詰まった正直さと優しさ。“令和のバチェロレッテ”亜樹さんに拍手を送りたい!
パーソナルスペースの守り方
また、パーソナルスペースに関しても、SNS上でさまざまな意見が上がっていました。男性陣は、初対面の段階から“拒否”されてしまった感覚になり、気持ちが萎えてしまうのでは……? などなど。たしかに、一理あると思います。物理的な距離を近づけることによって、恋が芽生えることもある。 でも、パーソナルスペースの広さって、人それぞれなんです。亜樹さんは、初対面の人に手を握られたり、アーンをされたりするのが受け入れられないタイプ。だとしたら、最初に自身のパーソナルスペースを提示するのは大事なことで、我慢をするべきポイントではないと思います。
「あなたたちに魅力がないわけではない」という言葉
亜樹さんは、初めてのローズセレモニーのとき、「あなたたちに魅力がないわけでなく、わたしと合わないだけだから、自信を持ってほしい」と男性陣に告げていました。この亜樹さんの言葉は、令和らしさが詰まっているような気がします。 無理をして、相手に合わせる必要はない。合わなかったのなら、縁がなかっただけ。そして、2人がただ合わなかっただけで、お互いに何か問題があるわけじゃないんですよね。 実際に、マヌカハニー事件を起こした実業家の磯村さんは、バチェロレッテが亜樹さんじゃなかったら、かなりいいところまで残ってそう……。わたしのなかでは有力候補だったので、まさかの1話落ちに驚きました。
【おまけ】アフタートークを見て
今回のバチェロレッテは、これまでのシーズンとはちがい、撮影期間1ヵ月+オール海外ロケだったため、参加者も含めて困惑する部分が多かったように見えました。たしかに、1ヵ月で燃え上がるような恋愛が生まれるのか……? と言われてしまうと、ちょっぴりむずかしいのかも。 とくに、頭で恋愛をするタイプの“くっしー”こと櫛田さんは、日本に帰国してから亜樹さんと過ごす時間を作れれば、もっとちがっていたのでは? と、ちょっぴり悔しい。最後のローズは坂口さんに渡されましたが、ずっと一緒に過ごしていきたい……というよりは、目の前のセレモニーをともに乗り越えてくれる人を選んでいたように見えました。 もしも、あの人を残していたら。もしも、あのとき別のことを言っていれば。いや、そもそも撮影期間が長かったら。帰国する時間があれば……。視聴者として、悔しさが浮かんでくる部分もありますが、きっと亜樹さんは“たられば”を言うことはしない。すでに前を向いて生きているんだろうなと思います。 アフタートークで、ファイナルローズを渡した坂口さんとは別々の道を歩むことを決めたと宣言されたときには驚いたけれど、ちがうなぁと思いながら付き合い続けることはしない。世間体を考えて我慢するのではなく、自分が幸せでいられる道を突き詰めていく。そういった潔さも、令和のバチェロレッテらしいなと思いました。
菜本 かな