ポルトガル総選挙、極右が躍進 左派与党が敗北宣言
【ロンドン共同】ポルトガルで10日投票された議会(一院制、定数230)総選挙が即日開票された。中道左派の与党社会党と中道右派の野党社会民主党の得票率が拮抗しているが、LUSA通信によると、社会党のヌーノサントス書記長が敗北を認めた。極右的政策を掲げる新興政党「シェーガ」が躍進し、議席を大幅に増やす勢い。いずれも過半数には届かず、連立交渉が本格化する。 選管の暫定集計によると、社会民主党を中心とした中道右派勢力「民主主義同盟」と社会党の得票率はいずれも約29%で、70議席以上を固めた。シェーガは約18%を獲得した。