高知で初開催の「海洋深層水サミット」に鹿児島も参加 甑島では研究も「有用な微生物見つける宝探し」
サミットに参加した東京大学大気海洋研究所の今田千秋客員教授です。海の微生物の研究が専門で、全国の取水施設で微生物を採取していて、今年8月からは甑島の海洋深層水の研究を開始。 今後、深海の太陽光が届きにくく、水圧が高い厳しい環境でも生存できるなど、独自の生態をもつ新たな細菌や酵母を見つけ、食品や医薬品開発への応用につなげたいと話します。 (東京大学大気海洋研究所 今田千秋客員教授)「私がやっているのは海の微生物の宝探し。そういう微生物が見つかるかどうかではなくて、見つけるという意志を持ってやっていこうと思っている。この甑島も必ず有用な微生物がいるんだと信じて、信念を持って(微生物の)分離を続けていきたい」 全国で海洋深層水の取水施設がある自治体でつくる協議会は、来年は甑島で開催される予定です。
南日本放送