メルカリ、陸送のゼロと業務提携 中古車取引の名義変更の代行や検査・輸送を支援
フリマアプリのメルカリは17日、陸送のゼロとともにアプリに出品された中古車の売買を代行するサービスを始めたと発表した。ゼロが車両の名義変更などを代行するとともに、車両輸送も手配する。利用料は21万円(消費税込み)で、購入者が負担する。中古車の個人間取引における煩雑な手続きをユーザーに代わって行うことで、メルカリでの中古車売買の活性化につなげる考えだ。 新サービス「おまかせクルマ取引」の立ち上げに合わせ、両社は業務提携した。出品は東京都など8都府県でのみ受け付けるが、購入は基本的には全地域で可能とした。 購入が決まった場合、車両を代行事業者に引き渡す。提出された書類と合わせ、その後の手続きや納車などを、代行事業者が行う。車両の検査も実施し、取引の安全性も担保するという。購入者は車両価格とサービス利用料を支払う。出品者からは販売手数料を徴収する。 個人間の中古車売買の潜在需要は大きいといわれる。一方、メルカリによると、中古車に関する知識の不足や取引への不安から、二の足を踏むユーザーが少なくないという。新サービスで、こうした懸念を払しょくして市場拡大につなげる。