四日市市長に森氏 三つどもえ制し3選 三重
【四日市】任期満了(12月23日)に伴う三重県の四日市市長選は24日、投開票され、現職の森智広氏(46)=自民・立民・公明・国民・維新推薦=が、新人で元市議の伊藤昌志氏(54)=茂福=、同じく新人で元市議の小川政人氏(76)=富田一色町=を破り、3期目の当選を果たした。 森氏は午後11時過ぎ、同市日永西2丁目の選挙事務所で当選の一報を聞き、支持者らと握手を交わして万歳。「これまでの流れを止めることなくさらに加速していく4年間にしていきたい。強い信念を持って四日市をさらなる発展に導きたい」と、3期目の決意を語った。 中心市街地再開発の進め方、大学誘致や新図書館設置の是非などが主な争点となった。森氏は推薦を受けた自民・立憲民主・公明・国民民主・維新系の県議、市議らの支援を受けて選挙活動を展開。2期8年の実績、新図書館の早期整備、JR四日市駅前への大学設置、中心市街地再開発プロジェクト推進などを訴えたことで、得票につながった。 伊藤氏は市民税5%減税、全市民へのお買い物券5千円給付、市長給与50%カットなどを訴えたが、及ばなかった。 小川氏は積極財政、災害対策、正しい情報公開などを訴えたが、届かなかった。 当日有権者数は24万9708人(男12万4477人、女12万5231人)で、投票率は前々回(36・02%)に比べて1・04ポイント減の34・98%だった(前回は無投票)。